TEBUKURO’s diary

まだ出会っていないあなたへの手紙

会いに来てくれてありがとう

おばあちゃんの夢を見た。

おばあちゃんは元気で顔色もよく、お肌もつやつやでニコニコしてた。

台所のイスの上に乗って高い戸棚に置いてある小麦粉を取ろうとしたから、私は大慌てでイスを支えに行った。

それからおばあちゃんは
「チューリップが綺麗に咲いとおなぁ」って言った。

チューリップの季節なんてもう過ぎてるよ、おばあちゃん。
壁紙のチューリップのこと?って思ってたら
花瓶にブルーのチューリップが活けてあった。
でもそのチューリップも花びらが何枚か落ちてもう散りかけてる。

そのときくらいから私はもうおばあちゃんはいないんだって気付いてた。

おばあちゃんがニコニコしてるから私も笑顔で話そうとしたんだけど、どうしても涙が溢れてきて…

目が覚めたら暖かい気持ちと涙が溜まっていた。