TEBUKURO’s diary

まだ出会っていないあなたへの手紙

ありがとう。

ありがとうデニ。うちに来てくれて。 ありがとうデニ。上目遣いの可愛い顔で。 ありがとうデニ。守ってくれて。 ありがとうデニ。話を聞いてくれて。 ありがとうデニ。がんばってくれて。ゴメンねデニ。帰るのが遅くなって。 ゴメンねデニ。寂しい思いをさせ…

オムレツ

この前の土曜日、図書館に行ったときのこと。 木陰で年配の女性が座り込んでいるのに気づいた。 「大丈夫ですか?」思わず声をかけたら、 「大丈夫よ。荷物が多くて少しくたびれちゃったから休憩してるだけなのよ。」 彼女の側には、ひとりではとても持ちき…

大きなのっぽの古時計

うちにもそれはある。のっぽというほどのっぽではないが、古くて大きな時計。おじいちゃんの時計。おじいちゃんの生まれた朝にやって来たのかどうかは私にはわからないが、私が生まれたときにはそこにあった。古くて大きな時計。その時計の扉をおじいちゃん…

0 THE FOOL

朝、目が覚めたらなぜだかとても気分が良かった。まぶしい太陽のせいなのか。爽やかに吹く風のせいなのか。そんなことはどうでもいい。じっとしているのがもったいない。バナナを食べ、ミルクを飲んだら早速出かけることにした。僕が歩き出すと、いつものよ…

ある旅の物語 3

旅人を呼び出すのはいつも深夜になってからだった。旅を終えてひと息つき、今日の旅を思い返す。旅人もこの時間ならもう旅を終えているに違いない。そんな時間に。ただ今日はいつもより早く旅を終え、いち早く報告をしようと、まだ明るい時間に呪文を唱えて…

ある旅の物語 2

旅人からもらった本の最後のページには、旅人を呼び出す呪文が書かれていた。それからは毎晩、その呪文を使い旅人を呼び出した。旅人は僕の旅をほめてくれた。今日はうまくいったなというときはもちろん、もうダメだーって落ち込んでいるときでさえ。そのお…

ある旅の物語 1

「旅とは素晴らしいものだよ」旅人は言った。 「旅の素晴らしいところはいろいろあるが、 綺麗な景色を見、空気を肌で感じる。 それに何より仲間と出逢える。」 嬉しそうに語る旅人の瞳はキラキラと輝いて見えた。 「とても言葉で語り尽くせるものじゃない…

瞑想始めました

イスに座って足を床にぴったりつける。もしくはクッションの上にあぐらをかく。背筋を伸ばして両手は膝の上。目を閉じて呼吸に集中し、そのまま5分。特に難しいことをするわけではないが、実際に試してみると5分が長い。どうでもいいようなことを考えてしま…

3つの願いが叶うなら…

もしも3つの願いが叶うなら?おとぎ話でありがちなシチュエーション。どこかの国のえらそうな人は「そんな夢みたいなこと言ってないで真面目に働きなさい」ってさ。もし私がその権利を獲得したらあれも欲しい、これも欲しい。あんなこともしたい、こんなこ…

記憶の中の物語

赤ワイン色の表紙に金色の文字のタイトル。縁取りも金色で装飾された外国の物語の本。それが私のお気に入りだった。どっしりとした重みのあるその本を開くと、まわりの空気も変わるような気がしてた。ところどころに出てくる挿し絵には、きらびやかなドレス…

6月の散歩道

歩くと脳からθ波っていうのが出るんだって。 よく聞くα波やβ波じゃなくてθ波。 そのθ波が出てると記憶力が良くなるらしいよ。 昨日ちょうどそんな本を読んだの。 学生の頃に知りたかったな。そしたらテストの時に、英単語や歴史の年号なんかも歩きながら簡単…

会いに来てくれてありがとう

おばあちゃんの夢を見た。おばあちゃんは元気で顔色もよく、お肌もつやつやでニコニコしてた。台所のイスの上に乗って高い戸棚に置いてある小麦粉を取ろうとしたから、私は大慌てでイスを支えに行った。それからおばあちゃんは「チューリップが綺麗に咲いと…

たっぷりいちごとカスタードクリームのトースト

今朝は何故かいつもよりはやく目が覚めていつもなら二度寝とかしちゃうんだけど今日は朝からなんだか気分が良くて早起きしてヨガをしてたの。鋤のポーズって首から背中を通って腰までぐーっとのびる感じがしてとても気持ちいいし、なんだかリラックスして瞑…

猫と時計と観葉植物と

友達に連れて行ってもらったんだけどね。 一見、何のお店なんだかわからなかったの。 古道具屋さんなのかな? お店の前には古いタンスが置いてあって 開いたひきだしの中には猫が三匹気持ちよさそうに眠ってたよ。 扉を開くとあちこちに観葉植物が並べられて…

筋トレ&ヨガサークル

ひょんなことからまたヨガをはじめることにしたの。 またっていうのは、何年か前に教室に通ってたことがあったからなんだけどね。 教室に通ってる間は、先生もいるし仲間もいるし。 ってことでちゃんと続けられたけど、 今回はおうちで空いた時間にはじめて…